効果効能
炭酸泉には、健康と美しさに導く働きがあるといわれています。
髪の毛だけではなく体への効果が期待される5つの内容をご説明します。
生活改善に向けて大いに期待されているのが炭酸泉なのです。
※下記の内容は、一般的に炭酸泉に期待されている内容であり、
当社製品の効能を保証するものではありません
1)血流を促進して血圧を下げる
2)炭酸泉浴は肩こり・疲労回復にも
3)血液をアルカリ性にしてアンチエイジング
4)エネルギー代謝を上げ、ダイエットや美肌に
5)胃腸を整え便秘を緩和
1)血圧を下げる効果
炭酸には、血管を広げ、血流を促進する作用があると言われています。
そのため、動脈硬化、心臓病などの循環器系疾患の症状緩和に効果が期待され、糖尿病の治療や神経痛、リウマチの疼痛緩和、冷え症にも有効と言われています。
炭酸泉浴では、低温入浴ということもあって、入浴直後に血圧が下がり、入浴後も低めに推移するという報告もあります。
炭酸の血管拡張作用によって血液の流れをスムーズにすることが、心臓への負担を和らげ血圧の上昇をさせない効果を生み出していると思われます。
高血圧ぎみの人が安心して入浴できるのも炭酸泉浴の魅力のひとつです。
2)疲労回復する効果
炭酸泉浴や炭酸水を飲むことで、なぜ疲労回復になるかは、「重炭酸イオン」の働きに関係していると言われています。
・運動すると、水素イオンが発生して血液は酸性になる。
・同時に発生した炭酸ガスが「重炭酸イオン」をつくり、血液を中和する。
・炭酸水を飲むと、血液の中和が促進される。
疲労の原因といわれるのが水素イオンや乳酸。乳酸はいったん肝臓に運ばれ糖に合成されるか、尿や汗となって体外へ排出されますが、水素イオンのほうは、炭酸に含まれる重炭酸イオンが働いて排除してくれます。その結果、疲労回復となるのです。
3)血液をアルカリ性にする効果
血液中の炭酸ガスは、ブクブクと泡になっているわけではなく、大部分が水とくっついて「重炭酸イオン(炭酸水素イオン)」になります。これが、老化や病気の元凶であるといわれている「活性酸素」の動きを妨げる働きをし、血液の酸化を防ぐパワーになるのです。つまり、いま注目されている老化の敵と戦う“抗酸化作用”として、血液をアルカリ性に改善する役目をしていることになります。まさに、炭酸泉は“不老不死の湯”といえるのかもしれません。
4)エネルギー代謝率を上げる効果
炭酸ガスの気泡を直接皮膚から吸収すると、血管は突然酸素不足だと感知します。すると、からだの末端組織から「酸素をもっと送り込んでくれ」と命令され、反射的に血管は拡張され、血流が増して炭酸ガスや老廃物を洗い流すようになります。
しかも、体温の上昇率は普通の湯の2倍強です。温浴すると温まりやすく冷めにくい炭酸泉は、ぬるいお湯でも体温を上昇させやすいのです。そのため、体内組織ではエネルギーがたくさん使われ、代謝率を上げるのです。これにより、ダイエットや、美肌づくりにつながると期待されます。
5)胃腸を整え便秘が緩和される効果
炭酸泉水は、飲用することで胃弱体質を整えると、昔から多くの人に支持されています。いまでももちろん、炭酸泉水を愛飲している人は数多くいますし、天然のソーダ水や人工のミネラル炭酸水を飲むことによって、胃腸の血管を拡張し、胃腸障害を緩和に役立てている人もいます。利尿効果も便秘緩和効果も報告されています。いずれにしても、炭酸ガス・パワーで、老廃物を洗い流そうとすることから、 “天然のデトックス”といえます。
炭酸泉ってどんなもの?
今、話題の炭酸泉。人工炭酸泉装置の普及によって、私たちの生活にグッと身近なものになってきました。
ここでは、美容や健康において一般的に言われている、【炭酸泉に期待されること】を中心に炭酸泉ってどんなものか?をご紹介します。
日本では少ない天然炭酸泉
最近「炭酸泉」という言葉を耳にする機会が増えてきました。温泉やお風呂の好きな方なら、すでに利用されている人も多いのではないでしょうか?
美容と健康の意識が高い方、あるいはスポーツ選手の間では、愛好者が増えてきています。
家庭用のお風呂装置も手に入りやすくなっているので、自宅で炭酸泉を楽しむ習慣も広がって行くかも知れません。
では、この炭酸泉とは一体、どんなものなのでしょうか?
そもそも炭酸泉とは、天然に湧き出す温泉の一つ。ドイツや東欧では療養泉として、古くから心臓病や高血圧症の治療に用いられてきました。日本では大分県の長湯温泉などが良質の炭酸泉が出る湯治場として知られていますが、残念ながら入浴に適した天然の炭酸泉の数は極めて少ないといえます。
その理由をして、天然の炭酸泉が湧き出るのは、ヨーローッパのような古い地形・地層に多く、活動期の火山が多い日本では、良質な源泉が限られているからです。温泉大国日本でも、天然炭酸泉が占める割合は0.5%にも満たないといわれています。
その結果、ヨーロッパではポピュラーだった炭酸泉も、日本では馴染み深いものではありませんでした。
人工炭酸泉装置の開発
そんな状況が変わったのは、90年代後半。日本で人工炭酸泉装置が開発され、医療機関を皮切りに、温浴施設やスポーツ施設、家庭向けなど次々と商品化され、炭酸泉を身近に楽しめるようになってきました。
人工で作られる炭酸泉は、簡単に言うと、高濃度な二酸化炭素(炭酸ガス)の溶け込んだお湯のことを指します.
二酸化炭素はお湯に溶け込みにくい性質があり、近年になるまで高温の条件化で高濃度の炭酸ガスを溶かし込むことは、難しいとされていました。これが可能になったことで、炭酸泉の利用が大きく前進したのです。
炭酸泉の身体への作用、効果効能について
さて、この炭酸泉。体にはどんな作用があるのでしょうか?炭酸泉に浸かることで、まず、血中の二酸化炭素量が増加します。すると体内で、これを排出しようというメカニズムが働き、血管の拡張作用がおこり血行が促進されます。その結果、次のような作用があるといわれています。
①血行の促進による効果
血液の循環よくなることによって、循環器系疾患(心臓病)などの症状に改善が見られるほか、リウマチの疼痛、冷え性、高血圧、肩こりなどの血行障害の緩和などに効果があるとされています。一部の医療機関では、閉塞性動脈硬化症、糖尿病による皮膚潰瘍、皮膚壊疽などで高い治療実績が報告されているほか、床ずれの症状改善などでもその効果が注目されています。
②皮膚への影響
前途のように血行促進による皮膚疾患の改善のほか、PH値が5前後の弱酸性を示すため、肌の引き締め(アストリンゼント)効果が高く、肌のシミなどにも改善が見られるといわれています。
また、脂質等の汚れを落とす効果に優れ、臭いの除去等の効能も期待できます。
③リラクゼーション作用
ぬるい温度でも良く温まる炭酸泉は、副交感神経を優位にし、リラクゼーション効果も高く、利用者の多くに睡眠改善が見られるという報告があります。
人々のQOLに貢献する新しいツール
人工炭酸泉装置の開発から、まだ十年余りの歴史ゆえ、科学的な解明は途上段階にあるといえますが、この10年ほどの間に、様々な分野でその効果効能が注目されるようになっています。
炭酸泉とは、人々のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)、生活の質の向上をサポートする新しいツールといえるのではないでしょうか?